Not me

何気なくつけたテレビの中には 涙を流してる男の子

どこかの国の戦争らしい 「まあ僕に関係なんてないんだけど」
荒廃した地球も 絵に描いた様な近未来も無いような 平凡な日常の中で

「退屈だ」と今日もここで僕らが 偶然の重なりだと知らずに
「タスケテ」と今日もどこかで誰かが 呟いてんだろう

放射能の汚染も 本に描いた様なお伽話も無いような 平凡な日常の中で

「退屈だ」と今日もここで僕らが 偶然の重なりだと気付かず

「今日も、明日も、そのまた先も、きっと変わらずに…」

「助けて」といつかどこかで僕らが 偶然にも起こり得るとも気付かず
いつか気づくのかい? 怠惰な日々の裏側
喜びだって、悲しみだって、いつも隣同士だってことに…




僕たちが何不自由なく過ごしているこの瞬間にも世界のどこかで苦しんでいる人達がいる。
もともとはテレビで見た紛争などで苦しみながら生きる人たちと、日々を「何となく」生きる僕たちとの対比で書きました。
しかし、大震災が起きた今、こんなにも身近で現在も続く苦しみに耐えている人たちがいて、それでいて僕の周りは何も変わらずに平和にのうのうと生きている。
誰もが喜びや悲しみが隣り合わせな中に生きていて、いつ自分に悲しみが降りかかってきてもおかしくないんだ。
そういうことに気づきたいし、何か行動に変えていきたい。
この歌が、歌詞がそういったことに気づかせきっかけになりました。
少しでも多くの人にこの気持ちに気づいて欲しいと感じています。