Thought

僕は見ていたんだ   町が崩れる瞬間を
僕は驚いたんだ    目の前の現実を
僕は怖かったんだ  現実を認めてしまうのが
僕は悔しかったんだ 何も出来なかったことが
僕は逃げたんだ    自分に嫌気がさして
僕はわかってたんだ このままじゃ駄目だと

Can do now  今のために何が出来るか?
What do now 今の僕に何が出来るか?


僕は見つめたんだ 幾千もの星たちを
僕は見つめたんだ 煌めき続ける星を
僕は気づいたんだ 今の生きる自分達が
僕は思ったんだ   止まってはいけないんだと

Can do now  今のために何か出来るんだ
What do now 僕にしか出来ないんだ

今を生きる僕らが 生きることをやめるな
煌めく星のように  光り続けて生きろ




 3月11日。あの大震災が突然襲い掛かってきて、今、自分には何ができるのだろうか?と考えた人がたくさんいるのではないかと思います。
僕も被災者のために今できることは何か?と何度も考えました。
しかし、直接被災地に行ってボランティア活動をするといっても行動に移すには生半可な覚悟ではできない。
そのように答えが見つからないまま半年以上が過ぎたとき、先輩が部員全員に被災地の気仙沼市の様子や気仙沼向洋高校軽音楽部との交流会の話をしてくれ、その時の映像を見せてくれました。
未だに果てしのない復興作業、それでも一生懸命部活動に取り組む同じ高校生の姿を見て、この詞を書こうと思いました。
そして僕が出した答えは「生きる」ということです。

 この大震災によってたくさんの人々の命が奪われました。
亡くなられた人の中には仲間と楽しく過ごしていた人や何かに一生懸命になっていた人がいたはずです。
だからこそ今僕たちはその人たちの分まで楽しく、前向きに生きなければいけないのではないでしょうか。

 そんな僕の考えが被災者の方や今なかなか行動に移せなくて悩んでいる人たちへの「Yell」となり、少しでも支えになれたらいいなという思いを込めて作りました。