たんぽぽ

たんぽぽがコンクリート突き抜けて、日の光に手を伸ばしてた。
僕はただ根を張るだけで動かない。
まるで日の光が怖いみたいだな。

そよ風はたくさんの綿毛を運んで、遠い未来と手を繋いでた。
僕はただ頬をさす風に震えて。
まるで未来に怯えているみたいだな。

息苦しいよ、心と口とを行き来する。
夜はもうすぐ明けるから、お月さまにさようなら。

消えないで僕に残る優しさよ。
たくさんのあたたかさを届けたいよ。
雲間からはもうすぐさしこんでくるよ。
あなたへの希望の光さ、育つよたんぽぽ。


それでも僕は暗闇で、泣き真似だけがうまくなる。
本気で泣きたいときには、声さえ出せなくなるだろう。
ほらまたどっかから来たよ。
まだ僕に手を差し伸べる。

そろそろ踏み出す時だよ。


消えないで僕に残る悲しみよ。
たくさんのあたたかさを伝えたいよ。
雲ひとつない青空を仰いでみたいよ。
風が気持ちいいだろう。

消えないであなたというその存在よ。
たくさんのあたたかさを知ることになるよ。
ほらあなたの肩にのった小さな粒は、
あなたへの希望の光に育つよ、たんぽぽ。




なかなか行動出来ないでいた自分は、
歌詞を送るということでみなさんの支えになりたいと思います。
たんぽぽはとても強い花です。
どんな環境でも、いきいきと元気な花を咲かせます。
みなさんには必ず希望の光が差し込みます。
そしてその時、幸せの花を咲かせてほしいと願っています。
この歌詞が困難を乗り越えていく支えになってくれれば僕も幸いです。