気仙沼向洋高校へ機材の寄贈

震災から2カ月が経った今なお、東北の皆さんの生活に大きく影響を与えている現状に心を痛めています。
顧問の先生から気仙沼向洋高校の軽音楽部のみなさんが機材を流され、活動に困っていると聞きました。
同じ軽音楽部として私たちで何か協力できないかと考え、音楽機材を贈ることになりました。
この考えに、日頃から交流が深い札幌平岸高校と札幌東商業高校の軽音楽部の皆さんが賛同していただき、3校で機材を集めました。
機材は用意できたのですが、これらを送るには高額な運送料がかかることが分かり、途方に暮れていました。
その様な時に、札幌西高校ボランティア部の顧問の先生のネットワークから、復興支援のために気仙沼近くを訪れる小野さんより連絡をいただきました。
小野さんは「むすびば」という東日本大震災の被災者支援を行っている市民団体で支援活動に力を入れている方でした。
今回は北大での研究を通して交流のあった漁師さんを支援するために的場さんと共に車で宮城県を訪れるとのことでした。
その車に機材を積んでいただき6月3日に苫小牧を出て、翌日4日に無事届けることが出来ました。
私たちを支えてくれたこの機材たちが、気仙沼向洋高校軽音楽部の力になり、これからの音楽活動の支えになれば幸いです。
今回の支援を通して最初は小さな気持ちから始まったことが、色々な方々にどんどん繋がって大きな輪になっていくことを感じました。
その結果できるかどうか不安だった支援が出来るようになったのがとても嬉しいです。
本当に協力していただいたみなさんありがとうございました!
最後になりますが、東北のみなさんの安全とご健康を、そして軽音楽部のさらなる発展を願っています!(部長)

 札幌平岡高校軽音楽部       札幌東商業高校軽音楽部        札幌平岸高校軽音楽部         

 宮城県立気仙沼向洋高校軽音楽部の皆さん       届けていただいた的場さんと小野さん