TEENS ROCK IN HITACHINAKA 2012

2012年5月13日、僕らKNOCKSの目標が1つ叶った。
ずっと掲げてきた目標である全国大会に出場することができた。
その大会に出場するため茨城県ひたちなか市に行ってきた。


当日は全国から15組のバンドが出場し、どのバンドもファイナルに残っただけあり、レベルが自分達と比べものにならないくらい高かった。
それは技術がどうとかではなく、一言で言って「伝える力」が違っていた。
表情や観客を盛り上げるステージング、考えられたMCなど伝える力を持ったバンドがたくさんいた。
「どう伝えるか」「どう感じてもらえるか」を緻密に考え、計算されたライブをしていた。
僕らもその点をこの大会に臨む前にじっくり考えていたつもりだった。
でもステージに立ったとき、考えてきたことも飛んで頭が真っ白になり、何も考えられなかった。
ただ全力でライブをした。それだけだった。それでもすごく楽しめた。
ステージの上では本当にそう思えた。


ところどころミスがあったが、それでもいいライブが出来たと思った。
ミスをしてもそれが今のKNOCKSであり、100%のはずだから。
その今のKNOCKSの全てを観客に届けられたことで、あのステージに立った大きな意味があったんだと思う。
嬉しいこともあった。ライブ終了後一人のおじさんが僕らにわざわざ声をかけ、絶賛してくれたのだ。
こうやってひとりでも僕らの音楽から何かを感じてくれる人がいるんだと思うとすごく嬉しいし、音楽をやっていてよかったと思える。
音楽をやっている人からするとこういうことが一番嬉しいことだと思う。このことから、やりがいや新たな目標が見つけられる。
その点で今回の大会はKNOCKSにとって大きな経験になったに違いない。


やはり、常に目標をやゴールが見えていないとダメなんだと思う。
小さくても明確な目標やゴールがないと前に進まない。
僕は個人的に思ってきたことがある。
「投げ出したらそこで終わり。迷うことは前進。たくさん汚れていい。」
今まで壁にぶち当たって全部投げ出したくなったときがある。でもこの言葉を思い出して頑張れた。
悩んで悩んでたくさん考えた。


時にはメンバーの力を借りながら。
だからこそ今ここまで進んでこれたんだと思う。
今ではメンバー全員で悩んで話し合う機会がぐっと増えた。
KNOCKSはこれからもどんどん大きくなりたい。
僕らの音楽をもっと大きく広めたい。
そのためにまずできる事からひとつずつ全力で取り組んでいきたい。
このメンバーですっと音楽を続けていきたい。
今回の大会を通してそう思うようになった。(KNOCKS)