ボランティアスピリットアワード 全国表彰式

私は東京で行われた全国表彰式に行ってきました。
23日は受賞者の活動紹介、グループワークなどありました。
活動紹介ではトップバッターだったため、とても緊張しましたが発表が終わった後、笑顔で拍手をしてくれた人もいてとても安心しました。
グループワークでは私のグループは「ボランティアをするに当たって大切にしたいこと」をテーマに自分達の活動を通して得たものを出し合って一枚の模造紙にまとめました。


24日は都市センターホテルから砂防会館へ移動し授賞式のリハーサルを行いました。
受賞式だから堅苦しい感じなのかなと思っていたのですが、そんな雰囲気は全くなく、むしろリラックスして手拍子などをして楽しくやって欲しいとスタッフから求められました。
リハーサルが終わった後は前日行われたグループワークの発表があり、それぞれのグループの制作した模造紙を使った発表を見ることができました。
どのグループも工夫がなされていてとてもわかりやすく、中はユニークなスピーチをしている人もいて楽しく聴けました。
グループワークの発表も終わり、いよいよ授賞式が始まりました。
入場すると来場されたお客さんやスタッフが音楽に合わせて手拍子をして迎えてくれたお陰で私自身も自然と緊張がほぐれました。
また、特別ゲストとしてなでしこジャパンの大儀見選手が駆けつけてくれファンの私はとても感動しました。
授賞式では受賞した40名の中から奨励賞8人、文部科学大臣賞2人、米国親善ボランティア大使2人の軽12人が発表されました。
私達平岡高校軽音楽部はその受賞はありませんでしたが、昨日出会った仲間達の名前が呼ばれるのを聴いて自分のことのようにとても嬉しく思いました。
中でも文部科学大臣賞の受賞者とはホテルの部屋が一緒で授賞式前日にお互いの活動内容などを詳しく話していたので名前を呼ばれた時はうれし泣きをしてしまいました。
授賞式が終わった後はみんなでクリスマスパーティーをして大いに盛り上がりました。
各グループの出し物もあり、ソーラン節やフラダンスを披露しているグループなどありました。
ファイナルミーティングでは受賞者、引率者、スタッフが一人一言ずつこの2日間を振り返りました。
OB・OGの方々は話をしているときに涙を流してくれていて、ミーティングが終わるとみんな涙を流していました。


最終日にはみんなでディニーランドへ行って、遊んだり、お土産を買ったりしてたくさん楽しました。
帰り際には友達を集めて写真を撮ってお別れをしました。
私はこの3日間というわずかな期間でとても大切な事をたくさん学ぶことができました。
特に私が気付いたことは皆「ボランティアをすることが好きで活動しているんだ」ということです。
ある物事が好きでそれを実行するということは私も普段からあるのですが、それを改めて実感できました。
被災地に明るさを取り戻そうと震災復興支援商品を作っている人、自らの海外生活の経験を活かして紙芝居を作り講演をしている人、絶滅危惧種の保護活動に取り組む人など、自分が知らなかっただけで、こんなにも素晴らしい活動をしている人がいるんだということが分かりました。
私だけでなくみんなも得たものがとても大きかったと話していて、それほどにこの授賞式で一人一人に与えたものが大きかったのだと思いました。
今は復興支援という形で活動をしていますが、いつかはそれ以外にも活動の輪を広げていって欲しいと思います。
この想いに至ったのは平岡軽音楽部を代表して参加し経験できたことなので、部員のみんなに伝えていきたいです。(第10代目副部長)