第21回軽音楽部定期ライブ兼東日本大震災チャリティライブ

【出演バンド】
1Padre                   4アリヴェデルチ
2Clang                
    5Sens@Rt,
3Lunar Eclipse               6Ru:kiss

今回の定期ライブは北海道へ避難されてきた被災者の方々を応援することをテーマに行いました。
そこで震災被災者の自立を目的とする被災者によるによる自助組織の「みちのく会」さんをお招きしました。

自身二回目となる今回の定期ライブは、バンドメンバーの変更などがあり非常にハードルの高いもので、必死になって練習しました。
しかし元々はコードのストロークを中心としたギターを弾きながら歌うことになれていたため、歌を歌いながらもリードのパートを弾かなければならなく、なおかつ三人でも音圧感のあり、今までの自分たちの取り柄でもあったステージングも怠らないようにと気を使わなければならないことばかりでした。
そのためバンドメンバー一人一人にかかる負担が大きくなりとても苦労しました。
オーディションではミスもありましたが見事三位通過を果たし定期ライブの出場権を掴み取りました。

今回ライブの出演に当たってはオーディションに来ていただいたOB・OGの先輩やバンドクリニックでスクールオブミュージック専門学校の先生方にお世話になりました。
また当日は機材の運搬やPAなどの仕事をしてくれた部員や場所を提供してくださった柔道部・空手部の部活の方々や一緒に盛り上げてくれた観客のみんながいて始めて成り立つものなんだなと改めて実感させられました。
本番ではそれぞれが自分の仕事をこなし出演者やお客さんが気持ちよくライブを楽しめる環境をつくることができ、結果的に自分の知っている定期ライブの中でもっとも盛り上がり、大成功を収めることが出来ました。


さらに、今回は東日本大震災チャリティライブということで「震災後2年が経って」をテーマに各バンドの交代時間を利用して、北海道へ避難してきた被災者の現状を観客に向け話をしました。
また、「みちのく会」から会長の本間さんによる「ご講演」もいただきました。
その中にで「皆さんが何かに一生懸命になっている姿を見るだけで元気になれます」という言葉が印象に残りました。
「人のために何かをする」ことも大切ですが、自分が一生懸命何かに打ち込むだけで人を元気づけられるということが再認識できました。
今回のライブを通して多くの人たちに被災者に対する現状を知ってもらう事ができたのではないかと思います。

私たち札幌平岡高校軽音楽部は「一音伝心」を目標に活動しています。今回のライブを通して見に来てくださった皆さんに楽しんでもらい、被災者の現状を知ってもらうことと、部員には音楽で自分の思いを伝えるという意識を持って活動していくことの重要性がわかってもらえれば今回のライブは本当の意味での成功を収める事ができたのかな思います。(12代目部長)